DX実践手引書 ITシステム構築編

「DX実践手引書 ITシステム構築編」がIPAのサイトで公開されました。 これは、DX推進に向けてITシステムをどのように変えていくべきかについての検討を支援するガイドです。

DXの先進事例とされる企業の取り組みを調査し、そこから得られた教訓をまとめたもので、技術を扱う以前に求められるDXを実現するための考え方から、DXを実現するためのITシステムのあるべき姿、それらに対する具体的な技術的アプローチなどについて解説されています。

調査から得られた、DXの実現のためにITシステムに求められる共通の要素(社会最適、データ活用、スピード・アジリティ)を明確化し、それらを社内のITシステムのどの要件の中で実現するかを、技術要素群とともに図示した、ITシステムの全体像「スサノオ・フレームワーク」を提示しています。 (モノリシックで複雑化・肥大化したシステムを「ヤマタノオロチ」に例え、それらを一つ一つ切り離して、使える部分は形を変えて再生させることで、害となっていた存在を、価値のある存在に変化させるという意図に由来します。) また、データ活用、スピード・アジリティを実現する技術要素についても詳しく解説しているため、自社の現行システムの分類や、外部ITシステムとの協調・連携を前提にしたITシステムの刷新の検討などが可能になると記載されています。

▼詳しくはこちら DX実践手引書 ITシステム構築編

https://www.ipa.go.jp/ikc/our_activities/dx.html#section7